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河田 純一 さん②

研究テーマは同じ世代の患者さんの生活

2015年4月から大学院に入ったので、1月から服薬を中止して体調が改善していったことは幸いでした。大学院は意外と忙しく、そうでなかったら研究も進められなかっただろうなと考えると、本当によいタイミングで臨床試験に参加したと思います。
今の研究テーマは、特に思春期・若年成人(AYA世代)のがん患者さんの生活です。がん発症以降の生活や人生などを調べて明らかにしていこうと思っています。私が罹患したCMLは、発症して手術したら何年か検査を続けて、何もなければ通院は終わり、ではありません。治療は長期化しますので、がんの中でも慢性疾患としての意味合いがとても強いと思います。医療技術の進歩に伴って、がんがどんどん慢性疾患化しているという現状をまず明らかにしておきたいと思いました。
また慢性疾患となると、その病気とどう付き合い生活していくのかが重要になるので、「病気とともに生活していく」ということがどういうことなのかという研究を、がんにおいてもしていかなければならないと思いました。
特にAYA世代といわれる15~30代までの方々は、就職や進学、恋愛や結婚といったライフイベントが一番多い時期なので、疾病とともに生きる人生を研究することは、大変意義深いと思っています。この世代の方々の話を聞いて、どういった経験をされているのか、発症してから何が変わって何が変わらないのか、そういったところも含めて研究をしています。
たくさんの方々が研究に協力してくださっていますが、それは私自身に闘病経験があるからこそ「協力しよう」と思ってくださっているのかもしれないとも感じていて、本当にありがたく思います。

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