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川野 曜子 さん

移植の副作用が辛くて「気を失いたい」と思った

CMLと診断されてすぐの最初の入院は、友達がたくさんお見舞いに来てくれたり、看護師さんと話したり、隣のベッドのおばさんのパシリに使われたり(笑)、「私、初めて入院した」みたいな感じでそれなりに楽しく過ごしていたけれど、移植のための2度目の入院は大変でした。
まず、入院早々に水ぼうそうにかかりました。関節がものすごく痛くて、トイレに行くのも泣きながらでした。先生は、移植日が決まっていたから治療に苦労されたようです。「あの時は本当にギリギリだった」と言っていました。
そして、無菌室の中が本当にきつかったです。私の場合は移植の副作用がとても辛くて、本当に「生き地獄」と思ったくらいです。常に吐き気が止まらず胃液を吐いて、激痛レベルの腹痛が1日中続いて下痢ばかり、だるさから解放されることがなくて、副作用が続いている間は、いつも気を失いたいと思っていました。麻酔をかけてもらって、症状が落ち着いたころに目覚めさせてもらえたらどんなにいいか、と。この状態からいつ解放されるか分からなかったから、1分でもいいから解放されたいと思っていました。そんな状態が3~4週間続きました。
移植の副作用は個人差があるようで、私より1週間くらい後に入ってきた方は、元気でいつも笑っていました。兄弟間の移植だったからかGVHDが軽くて、「先生!」っていつも大きな声で話しているんです。でも、その方は一般病棟に移ってから亡くなりました。

*GVHD(Graft Versus Host Disease: 移植片対宿主病)
造血幹細胞移植をした後に、ドナーのリンパ球が患者の内臓などを異物とみなして攻撃する現象のこと。移植後すぐに発現する急性GVHDの症状は、皮膚の発疹、黄疸、下痢などさまざまである。

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